ネコの文さん、逝く 江田島ネコ日記Vol.12

2018年1月2日

どうやら文(ぶん)さんが逝ってしまったようです。

1月の終わりごろから度々帰ってこなくなり、盛りの時期に何処かで喧嘩したらしく、少し傷を作って帰ってきました。

その後も週一で帰ってきて土間で寝ていたのですが、目やにと鼻水がひどくカリカリを食べなくなっていたのです。

缶詰や猫用ミルクをあげようとしても、臭いさえ嫌がるような素振りを見せ、みるみるやせ細っていきました。

また、孫の茶茶(ちゃちゃ)にそれまで見せなかった威嚇も始めるようになり、2月の中旬を最後に、帰ってこなくなったのです。

 

江田島ネコ

 

途中、広島にしては大寒波と言っていい-4度の日もあり、著しく体調を崩したのでしょう。

断定はできませんが、おそらくはどこかで深い眠りについたものと思われます(泣)

 

初めて会ったのが昨年の5月で、その頃にはすでに動きがのっそりしていたので、それなりの老猫だったのではないかと思われます。

なんとなく7・8歳かなとは思っていましたが、これには全くの根拠がなく、声もかすれていたので、ひょっとしたらもっと高齢だったのかもしれません。

 

人間がネコに提供できるものは衣食住ではなく医食住ですが、最初の段階で後者2つは提供を約束していました。

医の部分に関しては賛否両論あるでしょうが、自然に委ねる選択をしました。

自分自身もそうありたいから。

なので最期まで病院には連れて行きませんでしたよ。

それでも、野良猫の平均寿命より遥かに長い天寿を全うしたのではないかと思われます。

 

文さんがいなくなり、ご近所のネコのパワーバランスが変わってしまい、外敵の侵入を許すことが多くなってきました。

茶茶(ちゃちゃ)白白(パイパイ)もまだ7ヶ月弱なので、喧嘩をして勝てる実力がありません。

白白(パイパイ)は鳴きわめいて抵抗するものの、茶茶(ちゃちゃ)はダッシュで逃げていく有様なので・・・。

文さんの息子のニキも、いまいち文さんほど強いオスでないので、しばらくはこの地域は空位時代に入るかもしれません。

 

それにしても、子供の頃から見ていない付き合いの短いネコが逝ってこの悲しさだと、今いる子たちが逝った時は、かなりの精神的ダメージを受けそうです。

自分より寿命が短い姑の付き合いには、やはり覚悟が必要ですね~。