圧倒された!江田島一の標高・野登呂山の初日の出
ついに明けちゃいました~、平成最後の年
…ということで、エタジマニア新年一発目のレポ企画として、元旦に江田島市で一番標高の高い野登呂山に初日の出を拝みに行ってきました。
申し遅れましたが、新米マニアのmoon catと言います。
これから記事を通してエタジマニアとしての私の生態なども追々ご紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、今回の舞台である野登呂山ですが、位置や概要については、江田島市観光ガイドマップに分かりやすく記載されています。
正式名称は宇根山ですね。
標高は542・0メートル。
予備知識はここまでとして、元日夜明け前に決行した登山模様をお届けします!
車で林道野登呂山線~徒歩で山頂へ
まずは車で林道入口に向かいます。
林道入口は市内複数にあり、今回は能美町鹿川地区から沖美町に向かう途中の県道36号上入口から進入。
ちなみにこの写真は明るい時間帯に撮りました。当時はまだ薄暗かったので。
同じ看板は、能美町高田の国道489号沿いにも立っています。
私が入った入口からは、15分ほど車を走らせると林道野登呂山線を経て登山道前のロータリーに着きます。
途中の景色も見どころって感じで、かなり高台に来ているんだな~と実感できます。
ちなみにこの2枚も、明るい時間帯に撮ったものです。
ロータリーから先は、徒歩で山頂の広場に向かいます。
山頂までの道のりは…ところどころ階段状になっていたりして、きれいに整備されていました。
傾斜はかなりある感じだけど、歩みは進みやすい。
あ、ここからは写真はリアルタイムに写したものを並べていきますね。
登っている途中から下を見下ろすと、こんな感じです。
登山初心者にとっては、結構太ももにくる山道。
登り始めて7分ほどで、ひざがガクガク笑い始める。
そしてほぼ同時に、じんわりと汗が。
「ふー、あつーい」と言いながら変わらずマイペースで歩いていると…なんと左側に見える空が明るくなってきた!!
「やばい、初日の出に間に合わなくなる」とダッシュしたいところだけど、無理は禁物。
イノシシ年だからってここで猪突猛進したら、ケガのもと。
…というわけで、多少焦りながらも辛抱強く歩みを進めると、5分ほどで山頂の広場に到着。
ほかの登山客のみなさんと、初日の出を拝むことができました。
それでは、初日の出をたっぷりとお楽しみください!
そろそろ出てきそう。木の間から眺められる初日の出も、趣があります。
半分お顔を出されました。
朝日に照らされ、眼下の島と海もムードたっぷりに彩られる。
木陰とのコントラストも相まって、日の光のパワー、明るさに圧倒されそうになる。
眺望もセットでお楽しみください!
存在感抜群の無人島・大黒神島。
海上自衛隊の敷地も見える。
市外、というより県外の景色も。
米軍岩国基地や岩国錦帯橋空港あたり。
滑走路もこの中にあるんだろうなー。
真ん中の奥にうっすらと見られる島影は、かの「DASH島」だと言われているらしい。
ほかに、「野登呂山って、こういうのを目当てに来られる人もいそうだなー」と見られるポイントとして
広島県内では17か所位置する一等三角点の石柱。測量の重要な役割を果たしていることが分かる。
全国に48か所設けられた天測点の石柱。天文測量の実施にも貢献していることがうかがえる。
旧日本軍関連の石柱ではないかと…「戦時中は一般人はここに登ることが許されなかったのでは?」との声も。
野登呂山森保全の会メンバーから、登山道整備までのエピソードを聞く
元旦の山頂には、登山道を整備された「野登呂山森保全の会」のメンバーやご家族の方たちがたくさんいらっしゃっていて、初めて訪れた私にもカップ麺にお湯を注いで振る舞っていただきました。
山登りの後に、眺望を見ながらのラーメンってめちゃめちゃおいしいですね!感激!
保全の会のメンバーの方のお話では、3年ほど前から登山道整備を進めてきているそうです。
会の中には山歩きの達人もいて、山頂だけでなく、登山途中の展望も喜んでもらえるように、道を切り開いてきたとのこと。
地権者との交渉、慣れない木々の伐採作業などを経て、現在ではこぞってチェーンソーを操るまでに。
先ほど紹介した天測点のプレートもメンバーできれいに磨かれたそうで、おかげでハッキリと文字がお目にかかることができるようになったわけですね。
昨夏の豪雨災害の折には周辺で倒木などもあり、登山道を整備し直したそうです。
本当に、頭が下がります。
今後は山頂の広場周辺の木をさらに伐採する予定だそうで、そうなるともっと見晴らしが良くなりパノラマを堪能することができそうですね。
初日の出客の人気も、さらにアップしそう。
野登呂山は、初心者にもやさしい山歩きスポット
初日の出目当てで初めて訪れた野登呂山ですが、江田島市一の標高と素晴らしい眺望だけでなく、自分のように山歩きに慣れていない人にも向いているスポットなのではないかな、と思いました。
江田島市内のほかの名だたる登山道と比べても、古鷹山はしっかりと登山する覚悟がいりそうだし、反対に真道山だと車から降りてから歩く時間は5分ぐらいだそうなので、少し物足りなく感じるかもしれません。
山を歩き慣れている人たちは、だいたい秋口から登りにやって来るらしいけど、個人的にはあの登山道は夏にも歩いていて気持ち良いのではないかな、と想像しています。
ただし、虫を覚悟する必要がありそう(汗)。
あと、周辺にはスギが植林されているそうなので、春は花粉症の人は要注意。
とはいえ、「ちょっと自然の中で運動しながらリフレッシュしたいな~」という気分になった時に行ってみるのも、オススメです。
初日の出ももちろんですが、山頂や登山道からの展望はイチオシです!
投稿者プロフィール
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エタジマニア謎の編集長。
江ニャ島市特別世話係。
別名でライターやハンドメイド作家などの活動も展開中。
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