広島県でジャム作り&販売を始める際の許可・届け出の覚書

今年もナイアガラ(マスカット)が熟れ始めました。

すでに15房ほどは胃の中に。(食べすぎ?)

 

けれど、今年は山陰のような天気だったためか腐る粒が結構な数あります。

農薬も使っていないので、その影響もあるかもしれません。

下の画像の左上の房なんかがまさにそう。

水を吸い上げすぎているのでしょうね。

 

 

 

 

広島県でジャム作り&販売を始める際の許可・届け出って?

ネットで調べてみても全く適切なアンサーがでてきません。

しかも調べれば調べるほどに分けがわからなくなってきます。

というのも、ジャムの製造販売に関するルールって都道府県で全く違うから。

法治国家日本で、どうしてこうも場所によってルールが異なるのか・・・。

地域の特性に合わせるべきものでもなさそうなのに、意味不明です。

 

 

収量が少なかったので、プルーンは自家用ジャムにしてみた

 

あくまでネットの情報だけど、一番ルールのゆるい島根県では、許可も届けでもなしに作ったものを販売していいのだそう。

一つの県でこのルールがまかり通っているのなら、全国的にこれでいいんじゃないかと思うのだけど。

官公庁の無駄な仕事も減るし、仕事のスピード感も増すし。

なんだかな~。

 

 

広島県のジャム製造・販売は保健所への届出制

ナイアガラ・デラウェア・プラム型のトマト

 

広島県でジャムの製造販売をしようと思ったら・・・

保健所に「届け出」のための書類を提出すればよいです。

江田島は呉支所の管轄で、提出後3週間ほどお時間をくださいと言われました。

ちなみに、ジャム類(バジルの瓶詰めなどもこれに該当)は家の台所で作ることができます

専用の施設は不要です。

 

ここで留意してほしいのは、「届け出制」であって「許可制」ではないこと。

保健所の方もこの2つの言葉の言い回しには気をつけておられました。

法学部出身だとこのような言い回しの区別は感覚的にわかりますよね?

けれど、世間話をしているときには、「許可をもらった」と言う人が非常に多く、ついつい許可制なんだと思ってしまいます。

もう一度確認しておきます「届け出制」です。

 

「届け出制」なので要件的には一番ハードルが低いルールのゆるいものになります。

県庁のウェブサイトにある「食品の製造開始届出書」に記述した後に一度見てもらいます。

その後、保健所の担当者による精査があり、修正箇所を指摘してもらってゴーサインが出れば販売が可能となります。

 

今回は一般的なグラニュー糖ではない3種類の砂糖の使い分けをしたかったので、追加でそれぞれの成分表(商品の裏側の表示)を提出してくださいと言われました。

このようなやり取りは、原則FAXで行われます。

 

FAX・・・。

「日本は発展途上国ですか?」って、またタイ人に突っ込まれそうです(汗)

うちはFAXはおろか固定電話も設置してないので、なんとかメールでしてもらえたのですが、これはイレギュラーな対応のようです。

国主導のビジネスチャットシステムでも開発すれば、官公庁のあらゆる手続きが簡略されるでしょうに。

 

県庁の該当ページ

一応印鑑も持っていきました。

マストではないものの、押してきましたよ。

 

 

事前の仕込みや材料変更は臨機応変に

「届け出制」なのでルールはそこまでがんじがらめではありません。

例えば、ゴーサインができるまでに事前にジャムを仕込んでおいてもいいし、ブドウがりんごに変わっても問題ありません。

砂糖の量が前後しても全く問題なかったりします。

ただし、含有量の多いものから記載しなければならないルールが有るため、砂糖が果物より多くなる場合には、表示順序を変更してくださいとのことでした。

 

ぐつぐつ、マスカット(ナイアガラ)

 

 

また、今回、砂糖に関する追加資料を提出したわけですが、おそらくは添加物の有無をチェックするためかと思われます。

砂糖の中にはカラメル色素が添加してあるものもあるし、人工甘味料を含有しているものもあります。

また、ジャム用の砂糖にはクエン酸やペクチンが予め入っているものもあります。

これらは別途表記しないといけないのです。

 

更に、ジャム作りに使用されることの多いレモンですが、レモン汁を抽出した製品を使用する場合には、その製品に含まれる添加物をすべて表記しなければならないとのことです。

当方ではレモンを使用するレシピも提出しました。

そのレモンは江田島産に限定しています。

 

 

江田島では月に一回、保健所のサテライトが開設されるよ

毎月第1月曜日に、江田島では呉支所の職員の方がやってきます。

人に聞いたり江田島市のウェブサイトをチラ見したりしてそのことを知っていたので、早速月曜日に市役所へ。

けれど、大柿の本庁ではありませんでした(汗)

再度ウェブサイトを確認すると、「農村環境改善センター」とあるではないですか。

すかさず移動。

 

けれど・・・ここも違ってました。

どう見ても無いんですよ。

なので電話をしてみると・・・能美市民センターでした。

 

 

クリもジャムにできるよね

 

現在、保健所のサテライトが行われているのは、能美市民センター2Fの「江田島市食品衛生協会」です。

話を聞くと転々としてようやくこの場所に落ち着いたとのこと。

協会や保健所のサイトは変更しているとのことでしたが、江田島市のサイトが変わってなかったのです。

(翌日には住所表示などが変わってた。仕事が早い!)

 

だけど、このような官公庁関連の団体って、利用する側にとっては同じものという認識がありません?

国とか県とか市とか、利用する側には知ったこっちゃないという感じで、行政サービスはワンストップ化してあるべきなんです。

(個人的には全てオンライン化してほしいけど)

移動コストや時間コストはムダムダムダなので、とっととシステムを改変してほしいです。

 

そして、市民はそれほど行政を熟知してません。

自分が抱えている問題はどこが解決してくれるのか、それがどの団体のどの部署なのかわからないのですよ。

なので、個人的には「行政コンシェルジュ」なんて部署が市役所にあれば良いと思うのです。

おそらくは総務課が同類のサービスをやっているのだとは思うのですが、「行政コンシェルジュ」や「何でも相談係」など、キャッチーな名称で、まずはここに相談すれば筋道を教えてくれるというわかりやすいサービスを提供してほしいと思います。

 

※今回、保健所の方も含めて何名かに応対してもらいましたが、それぞれに丁寧な感じの良い応対でした。けっして職員の皆さんに対するクレームではないので、ご留意くださいませ。

 

 

ジャムのお披露目は10月かな?

現在あれこれと試作中で、自分の舌だけを満足させています。

製品化がうまくいくかはわかりませんが、砂糖も入れない100%マスカットのジャムも作ってみました。

これが意外とうまいです。

ということで、お披露目は10月以降となりそう。

ジャム売りの行商を見かけたらそれは僕です(笑)

投稿者プロフィール

saksak・
saksak・エタジマ大学主宰
🍄江ニャ島市特命係長🍄

「せとうちネコネコ団」の執事として、10数匹の猫の執事生活満喫中🐈
サイゴンやバンコクで彷徨い、オアフ島に2ヶ月滞在した後に江田島に流れ着いた漂流民🌴
ブログの収入で古民家を買って島の生活を楽しんでます🌟

Wordpressによるオリジナルブログやサイトの構築が一応できます。
360度カメラ・オールドレンズ遊びも趣味📸
バイクもたくさん持ってます🏍
平日の日中にバイクに乗っている人を見かけたら、ボクである確率が高いらしいです(島民談🤣)

●Google ストリートビュー認定フォトグラファー
●Google ローカルガイド・レベル8(1つの県に1・2人いるレベル)
●朝鮮王朝史研究家