Googleストリートビュー(インドアビュー)の撮影請負と料金などなど
2018年5月末。
Googleストリートビュー認定フォトグラファーとなりました。
これを噛み砕いて説明すると、360度カメラを使っての撮影受注の際に、「認定フォトグラファー」という呼称を使用してもいいというGoogleからのお墨付きを得たということになります。
Googleからだと「認定フォトグラファーとしてマーケティングを行う権利」を授けたとのこと。
上が付与されたバッジです。
Googleはステータスとしてバッジを利用しており、個人的にローカルガイドでは「写真マスター」「開拓マスター」のバッジを授与されています。
ま、要するに、「フォトグラファー(写真家)として、Googleストリートビューのシステムと360度カメラを使って収益化を行っていいですよ」ということです。
とはいえ、誤解してはならないのは、決してGoogleの社員になったわけでもGoogleの委託を受けているわけでもありません。
あくまで身分は「認定された人」です。
詐欺に注意ですよ!
というわけで、お仕事なので料金設定などをしておこうかなと。
その前にストリートビューや360度写真によるメリットを説明しておいたほうが良さそうですね。
ストリートビューと360度写真のメリット
ストリートビューってなんだっけ?
Googleマップは訪問先や旅行先の情報入手として利用している人が多いサービスですね。
個人的にはツーリングの際にナビ機能を使ったりしますよ。
ストリートビューはその延長上のサービスです。
上の画像はストリートビューでの江田島市にある中町港のキャプチャー画像。
スマホとPCでは表示の仕様が異なるのですが、これはスマホのものです。
青い線をタップしていくと戻ったり進んだりできる仕組み。
個人的にはバーチャル世界旅行をするために、度々利用しています(笑)
「認定フォトグラファー」がショップの写真を撮影してストリートビューのシステムにアップロードするととどうなるかというと、同じようにタップすることで店内の移動ができ、お客様は店の様子を知ることができます。
また、運が良ければグーグルカーが撮影した公道のデータとつながり、絶大な集客が見込めます。
Googleによると「お店や企業に対する情報検索のうち 44% では、地図サービスが使用されています」とのこと。
お店や企業側からすれば、地図サービスの自店の情報を整備することで、44%もある検索からの流入見込み客の来店を期待できるということです。
さすがに44%の見込み客を放置してしまう経営者はいないですよね?
もし、ライバル店や近隣のお店がストリートビューによる情報提供をやっていなければ、絶大なアドバンテージが生まれます。
また、入ってみたいけど入ることのできなかったお店の「中の様子」がわかることで、お客様側に安心感が生まれて入りやすくなります。
さらに、店内の様子を見込み客に見せることで、期待を裏切ることが著しく減少します。
事前に写真で見ているのだから、お店の感じがつかめているので、自分にふさわしいお店かどうか判断できるから。
Google自体はホテルの予約率が2倍になった事例を紹介しています。
ただし、これは際立った成功例でしょう。
アメリカでは、導入による売上の増加率は1.3倍とのビッグデータがあります。
もしそれより少なく1.1倍程度だったとしても、十二分な効果がありますよね?
売上が500万円ほどの小規模ショップでも、50万円ほど売上が増えるのですから!
メリットまとめ
まとめると以下のようになります。
- 検索から流入する見込み客の獲得に効果大
- お客様が事前に店の様子を知ることができ、安心感が生まれる
- 事前に店の様子を知ることができ、期待値が上がりすぎないため、がっかりされない
- 運が良ければ公道とつながり、お客様がよりお店に来やすくなる
- 売上や予約率が1.3倍~2倍になったとの実績報告がある
高画質って必要なの?
下のグラフは手持ちのブログ群の閲覧されるデバイス(機器)の内訳データです。
期間は2018年1月から5月まで。
2017年度実績で1323万PV(ページビュー)あるので、データとしては全国的な平均値とさほど差異がないと思います。
青がスマホ、赤がパソコン、オレンジがタブレット。
去年までは2割以上あったパソコンからの閲覧も、今年に入って2割を切ってしまいました。
8割以上がスマホとタブレットということです。
このことは何を意味しているのでしょうか?
- 人はいつでもどこでも情報を入手している
- 高精細はさほど求めていない
といったところです。
特に、2番目はスマホ利用者のほとんどが気づいていません。
スマホで撮影した画像の多くは、パソコンで見たり印刷したりすると「ぬり絵ですか?」というレベルです。
スマホで撮影した画像はスマホで見ている分にはキレイですが、カメラを趣味にしている人などにとっては残念なクオリティーなんです。
けれど、言い換えれば、スマホユーザーは一眼レフやミラーレス一眼のようなきれいな画像を求めていないとも言えます。
この前提を踏まえた上で、撮影機材と料金を説明していきますね。
撮影機材と料金
撮影機材
「RICOH Theta」及び「Samsung Gear 360」を使用。
この2つはGoogleがフォトグラファーに貸し出しを行っている民生用の360度カメラです。
(以前はGoogleから借りていたが、現在は両方所持)
先述したように、お客様はさほど高画質を望んでいません。
それなりのクオリティーでも、気軽に情報を入手することを望んでいます。
だからこそ、あえて撮影データが比較的軽い民生用のカメラでサービスを提供します。
※この2つのカメラでも4Kでの撮影となります。
一眼レフでの360度撮影の場合、10万円を超える料金設定が普通です。
お店側の負担も大きいため、まずは360度専用カメラで撮影した画像を試して、効果を見ながら高画質へ切り替える方が良いでしょう。
360度カメラでの撮影料金
基本料金 10,000円(税込み11,000円)
画像1枚に付き 2,000円(税込み2,200円)
基本的に江田島市内のみでサービスを提供していきます。
破格の低料金で行うのには、江田島の活性化の一助となりたいとの思いからです。
※呉や広島の方は要相談
Googleの基準により、屋外は3m間隔、屋内は1m間隔での撮影となります。
小さなお店でも最低7・8枚は撮影する必要があるでしょう。
仮に7枚の場合には、基本料金と撮影費用を含めて26,4000円となります。
この前後の金額が最小だと思ってください。
縦長のお店だと費用は若干かさみます。
また、通りから入り組んだ場所にある場合も追加料金がかさみます。
※基本料金には画像処理や「Google マイビジネス」への登録費用も含まれます。
※一眼での撮影を希望される場合は要相談。(単純に10倍ほどかかります)
一度撮影してアップロードしたデータは、店のオーナーが内装を変更したため画像を変えたいと思ったり、Google自体が仕様を変更しない限りずっと有効です。
まとめ
実店舗を持っているのなら、ストリートビューへの店舗の登録は必要不可欠です。
もし自分がショップオーナーならば、間違いなくこのシステムに登録するでしょう。
けれど、高画質を追求することで、費用対効果が定かでない高額出費を発生させることは避けたいところ。
現在のところ、360度カメラでの簡易的な撮影と情報提供がベターかと思います。
もちろん、2・3年後には高画質がベストチョイスになる可能性もあります。
その場合にはこちらも対応していきますのでご相談ください。
投稿者プロフィール
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🍄江ニャ島市特命係長🍄
「せとうちネコネコ団」の執事として、10数匹の猫の執事生活満喫中🐈
サイゴンやバンコクで彷徨い、オアフ島に2ヶ月滞在した後に江田島に流れ着いた漂流民🌴
ブログの収入で古民家を買って島の生活を楽しんでます🌟
Wordpressによるオリジナルブログやサイトの構築が一応できます。
360度カメラ・オールドレンズ遊びも趣味📸
バイクもたくさん持ってます🏍
平日の日中にバイクに乗っている人を見かけたら、ボクである確率が高いらしいです(島民談🤣)
●Google ストリートビュー認定フォトグラファー
●Google ローカルガイド・レベル8(1つの県に1・2人いるレベル)
●朝鮮王朝史研究家
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