エタジマニア

江田島に古民家を購入して移住、ネコ・釣り・シーカヤック・自転車・自然農法・水耕栽培を楽しむ日々を綴っています

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農家は土地に縛られるってホントだね&おすすめしない粘土団子

      2015/11/15

『農家は土地に縛られる』という言葉を聞くことがあります。

今回はその言葉を各論的ながらも実感したというお話です。

 

古民家取得当初は海遊びとサイクリングが目的だったのです。けれど、目の前に畑が広がっていたので、何となく農業をすることにしたのです。

もともとはその気がなかったのです。それでも一応ネットで調べてみて、『粘土団子』という手法が簡単そうだと思い、この手法を実行に移すことにしました。

『粘土団子』というのは、『わら一本の革命』という著書でも有名な福岡正信さんの編み出した手法です。

粘土団子に十数種類の種を混ぜあわせて投げ撒くと、あら不思議野菜が育っちゃたというものです。

 

畑

土の上に点在している粘土団子

おすすめしない粘土団子

撒いた後は天に任せてほったらかしというこの手法、ボクの性格にマッチしてとても素敵だと感じました。ケアをしなくていいなんて、ズボラ者には嬉しい限りですから。

けれど、断言します。

この手法はベテランならいざしらず、素人にはオススメできません

 

雑草?野菜?

当初一番参ったなと思ったのは、何が芽を出したのかわからなかったということです。素人は雑草の種類がわからないだけではなく、不特定多数の種が固められた粘土団子から出てくる野菜の芽まで、何が何やらわからないのです。

そのため、一生懸命観察していた芽が雑草だったということも少なくありませんでした。

 

また、基本的に雑草も抜かずに放置するわけで、しばらくすると粘土団子が雑草に埋まってきます。

そうなると、知識がないのも手伝って野菜か雑草か見分けがつかず、踏んづけて殺してしまったなんてことも。2・3度はありませんでしたよ。

 

粘土団子

水菜・チンゲンサイ・大根・ゴボウ?アスパラガス・シソが、直径2cmくらいの場所から生えてます

 

さらに、一箇所から5・6種類の野菜が生長をすると、どれもが成長不足となるんです。もちろん、その中でも特に強いものが勝つわけですが、それもまた完全に勝つわけでもなく、その他の野菜もひ弱に育ち、結局はすべてがひ弱に育ちます。

今季で言えば比較的強かったのが水菜・グリーンリーフ・大根でした。前者2つはよく収穫して食べることができましたが、大根は野生化気味で繊維が固めでした。

 

他にも困ったことがありました。

基本的には水やりもやらないのですが、流石に日照りが続くと水やりの必要性も生まれてきます。

こんな時に、例えば水菜とトマトが同じ場所から成長していると厄介です。

水菜は水さえあれば育つと言われている水の好きな野菜で、トマトは乾燥に強く不意に大量の水を吸収すると実割れが起きてしまう野菜です。

この場合にはどちらかを犠牲にしなければなりません。

 

発芽率が悪い

発芽率が極端に悪いということもあります。

楽しみにしていたサンマルツァーノ(トマト)は20粒すべてが全滅、他にも数十粒に対して1~数本だけしか生長しなかった野菜も多々ありました。

今回はじめてだったということもあり、8千円分ぐらいのたねを購入して撒きましたが、おそらくは500円分ぐらいしか生長しませんでした。

運を天に任せるのも自然の摂理ではありますが、もう少し実践的な手法でないとダメだなと実感した次第です。

 

ひょっとすると、雑草ボウボウで自然に耕された土地ならもっと成功する確率が高いのかもしれません。けれど、持っている土地がそうでないなら、この手法は難しいなと思います。

うちの畑は長年ブルーシートが張られており、校庭に近いような環境だったことも、この手法が合わなかった一因かもしれません。

 

 

農家は土地に縛られるってホントだね

こうして土いじりを初めてしまったために、次第に海遊びよりもこちらにのめり込むようになります。

ほっとくと死んじゃう野菜を相手にすると、どうしても手を取られてしまうのですよね。

枝豆に付いたカメムシをピンセットでつまんで集めてみたり、ヨトウムシ退治のために夜な夜な畑に入ったり。

特に夏場なんて油断してると枯れてしまうことも有るため、野菜の種類によっては毎日水やりをする必要が生じたりということもあります。

この辺りは土地の質によるのかもしれませんが、ウチの畑はものすごく水はけの良い土地で、水分がないとカッチカチになるタイプなので、今年のように10日も雨がふらなかったりすると、何種類か全滅したりするのです。

こんなこともあるので、毎日の巡回が欠かせないのですよ。だから農家は土地に縛られるってホントだな~と、しみじみと実感したのです。

この調子では一週間留守にするなんて以ての外でしょう。実際に3日ほど空けた事があったのですが、やはり何本か枯死してしまいました。(干からびたという方が正しい?)

 

 

農業するなら夏場は自動給水システムを構築しないと旅にはでられないなとの教訓を得ましたよ。

冬は手をかけなくても良いのかもしれないので、そのあたりはこれから学びます。

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